靈氣(Reiki)の始まり

  靈氣(Reiki)の始まり
私達が実践する現代靈氣法(通称:現代レイキ)をはじめ、世界で実践される靈氣(Reiki)療法のほとんど(実践者は600万人に達するとも言われます)は現在確認出来る各靈氣ヒーラーの系統からみても臼井靈氣療法(Usui Reiki Ryoho)から始まっていると言えるでしょう。

肇祖(ちょうそ=創始者)は臼井甕男(Usui Mikao)先生で、苦労の中で様々な職業を経ながら「人生の目的は何か」を追い求めた末に「人生の目的は安心立命を得ることだ」と言う結論に至りますが、それを体得するためには更に多くの苦労が待っていました。
苦しい禅の修行でも成果は得られず師の禅僧からも「一度死んでみることだな」と突き放されたといいます。

それが機会となって大正11年(1922)京都の鞍馬山で決死の断食修行を行ったところ21日目の深夜、脳の中心に落雷を受けたような衝撃が走り意識を失います。空が明るみ始めた早朝、意識を取り戻し爽快な空気の中で宇宙との波動共鳴を感じ「我即宇宙・宇宙即我」の悟りを得て、安心立命の境地に到達します。
このとき備わった高い波動により、後に世界へと拡がっていく日本発祥のヒーリング臼井靈氣療法が確立されました。


臼井靈氣療法は関東大震災などで多くの人々を救済し、終戦前の実践者数はピーク時には100万人に達したそうですが敗戦後にはGHQの指針などにより靈氣をはじめとする民間法は急速に廃れていったと言われています。

しかし、生死をさまよう病から靈氣によって奇跡的回復を遂げ療法を受け継いだ高田ハワヨ女史によって大東亜戦争開戦前の昭和12年(1937)にハワイに伝わっていた靈氣は彼女が育成した22名のマスターによって世界へと拡がり、現在の全世界での実践者は600万人(日本国内では10万人ほど)に達するとも言われ、海外では科学的研究の対象となるほどに注目を浴びています。
※「靈氣」という文字について。
現在では「霊気」の表記が多く見かけられますが、本来は「靈氣」の表記が用いられていました。
もともと「靈」の意味するものは、肉体に宿って肉体を支配する働きを持つもの
計り知ることの出来ない不思議な働きや神々しく尊い神聖なもの(靈妙・靈験・靈感・靈氣・靈夢・靈鳥・靈泉・靈薬・靈地・靈峰・靈域など)
万物の精気や神の意味(山靈。神靈など)
そのほか恩恵や幸いをもたらすものの意味として「靈」の文字が使われていました。
海外の靈氣ヒーラーでさえその伝統を重んじて「靈」や「氣」の文字を好む人がいるのですが、大本の日本ではその意味を知ってか知らずしてか戦後「靈」は「霊」に、「氣」は「気」に置き換えられ「レイキ」の言靈(ことだま)にネガティブなイメージを植え付けられて拒否反応を示す人も少なくありません。
当ホームページでは創始者の尊い精神性に敬意を表し極力「靈」「氣」の文字を使うように心がけています。

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